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十八描法
じゅうはちびょうほう shi-ba-miao-fa

十八描は中国画伝統的な線描の技法で、主に古代人物の衣服の皺を表現する方法である。 一般的に高古游糸描、琴弦描、鉄線描など十八種類があり、歴代各流派の人物画の衣服皺の表現から まとめたものである。同然ながら、時代の変化につれ、表現方法も変化し続けている。
中国画の白描は大まかに三種類が分類され、比較的に太い方が琴弦といい、比較的に細い方が鉄線といい、 一番細い方が游糸と言う。いずれにしても、線描する時には“用筆”を重視し、書道手法を運用することである。

柳葉描

十八描法
柳葉描は風中の柳葉のように揺らぎ、衣服の皺の躍動感を表現する一種の線で、軽薄が大敵である。

 円滑、厚重な用筆がポイントである。

人物白描_西施 & 花鳥白描

戦筆水紋描

十八描法
戦筆水紋描は比較的に太い減筆で、揺らぎ表現があるが、水紋のような流暢感が大事である。

 線の円滑感とリズムがポイントである。

人物白描_姜子牙

竹葉描

十八描法
竹葉と似て、その名を付く。一般的に中毫用筆、重量感が線に隠れ、柔軟さがあるが弱くない。 運用時、短筆の場合は竹葉や葦葉を活用し、比較的に長い場合は柳葉描にし、用筆は力が強く、 変化も大きいである。この線形はおもにタイトな衣服などの場合に使用される。

 書道用筆の交差力中毫用筆がポイントである。

人物白描_孫悟空

柴筆描

十八描法
柴筆描は太い線の減筆法である。主に強そうな人物、あるいは性格が豪快な人物に使用される。

  力が強くしかも柔さがあり、トータルを重視しながら、乱れない大事である。

人物白描_李逵

蚯蚓描(きゅういん)

十八描法
蚯蚓描は、力が収斂され、用筆が滑潤である。篆書の円筆法が活用される。 主に安静的、端正的、 服装が緩い知恵形の人物が使用される。

  柔さと円滑な用筆を重視し、滑らかさがあるが弱くない。

高古游糸描

十八描法
高古游糸描は、春蚕が糸を吐くように、平穏な腕を移動しながら同じ太さで線描する技法である。東晋の 顧恺之はこの技法をよく使用した。線描時、筆先端を利用し、均一に力を施し、舞い衣類の表現によく使われる。

  線の変化が少なく、折線もない力が内含するのがポイントである。

琴弦描

十八描法
琴弦描は、穏健流暢、張力がある線である。線は高古游糸線より少し太い。

  中毫懸腕、用筆が沈着であるのがポイントである。

鉄線描

十八描法
鉄線描は、方直的な線法である。威厳的、重みがある線形である。線形は高古游糸線より少し太いで、 一般的に荘重な題材によく使われる。

  中毫用筆、行筆が威厳さと堅さを重視し、游糸線より強いのがポイントである。

花鳥白描

行雲流水描

十八描法
行雲流水描は、雲や流水のような自然婉曲な流暢な線形である。

  線が長い続くため、気が絶えずに長く線引くのが重要なポイントである。断線、渋い線が禁物である。

馬蝗描

十八描法
馬蝗は、南宋馬和之はよく使われる技法である。また、蘭葉描ともいう。自由自在、柔軟さと硬さを兼備し、 気神が流暢であり、脹らみや断続線が禁物である。

  用筆が円滑で、凹凸起伏で、リズムが強く、強さと柔軟さを調和する線形である。

花鳥白描

釘頭鼠尾描

十八描法
釘頭鼠尾描は、力が強く、蘭葉の描き方と相似する技法である。側毫で起筆する釘のような形状ができ、 収筆時だんだん力を弱くにし、鼠の尾のようにだんだん細くになることから釘頭鼠尾と称する。

 リズム感と力が強いのが特徴である。

镢頭描

十八描法
镢頭描は禿筆で使用して描いた線形である。馬遠、夏圭などよく使用した技法である。

  線形が強いであるが、粗末でなく、強さと柔軟さを調和する素朴な線形である。

曹衣描

十八描法
北朝の曹仲達はよく使った線形で、まるで濡れた衣服のような多重な皺線を組み合わせた線形であるため、 “曹衣描”と称す。

  主にタイトな衣服を表現する線形で、衣服の質感、重さを表現するとともに体の構造まで表現できる重要な線形である。

人物白描_寿老人

折芦描

十八描法
折芦描はまるで芦を折れたような形状を表現する線形で、隷書用筆を運用する。

 線の自然さと隷書のリズム感がポイントである。

橄欖描

十八描法
橄欖の形と似て、両端が収束するのが特徴である。

  線描き時、両端は力が強く、中間が弱いのが禁物である。

人物白描_羅漢 & 花鳥白描

棗核描(そうかく)

十八描法
棗核描は橄欖描と似ているが、線形の柔さとリズム感を重視し、より自由的な表現方法である。

減筆描

十八描法
減筆描は以上の各線形を概略した簡潔な線形である。

  線が簡潔であるが、対象が正確に表現し、より素朴でより自然てきな表現ができる線形である。

人物白描_鍾馗

混描

十八描法
総合的なの線形であり、対象の構造、目的などに合わせて線の濃淡を重視する線形である。

  各部位の線の濃淡、陰陽関係、線形の変化、位置関係などを巧妙に表現し、最適な線形を表現する技法である。

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